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コンセプト概要

「茨の生け垣 ― 確かに痛いのです」

制作について 「茨の生け垣」は、戦争というテーマを子どもの視点から描いたアニメーション作品です。この上映プログラムは、アーティスト、映画、そして生徒たちとの親密で対話的な出会いとして設計されており、子どもたちが不安、帰属、喪失といった感情について安心して考えを深められる場をつくることに重点を置いています。

対象と形式 一度に一クラスを対象(最大30名) 小学校高学年(5〜7年生)に適している 所要時間:合計90分

内容と実施方法 プログラムは三つの主要部分で構成されます:

導入とアニメーション技法の紹介(35分)

  • アーティストが小さなアナログ映画スタジオの入ったスーツケースを披露

  • 生徒たちは35mmフィルムストリップや実物のモデルを見たり触れたりする

  • アニメーション映画がどのようにコマごとに作られるかの紹介

映画上映(13分)

  • 学校のスクリーン/投影幕で「茨の生け垣」を上映

対話と内省(40分)

  • オリジナルの要素が入った撮影セットボックスを使った映画の振り返り

  • 戦争、感情、子どもたちの経験といったテーマについての誘導された対話

  • 生徒たちが安心できる枠組みの中で考えを共有できるオープンな対話

実施上の前提条件

  • グループ構成:質と安全性を確保するため、一回の上映につき最大30名

  • 部屋:生徒たちがスーツケースを囲んで半円形に座れるスペースが必要

  • 技術面:デジタル上映のための学校のスクリーン/投影幕またはプロジェクター

  • 機材:アーティストがキャスター付きの大きなスーツケースを持参(運搬補助が必要)

芸術的意図 この取り組みの目的は、芸術と子どもたちとの出会いを通じて、難しいテーマについて安心して対話できる場を開くことです。アニメーション映画の背後にある手作りの、物質的な要素を見せることで、好奇心と内容への主体性が育まれます。映画は子どもたち自身の内省と経験への入り口として機能し、紛争地域出身の子どもたちも温かさと敬意をもって受け入れられる余地を与えます。

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